シルケボー ブランケットのお手入れ

シルケボー ブランケットのお手入れ

シルケボーのブランケットは、太くて丈夫な繊維で紡がれているため、「濡れたら外に干す」というくらいカジュアルに扱えるのが魅力です。さらに、ウールには天然油分「ラノリン」が含まれており、ホコリや汚れが付きにくいという性質を持っています。そのため、特別なお手入れをしなくても長く使えますが、「もう少し丁寧に扱いたい」という方のために、天然ウールブランケットのお手入れ方法をまとめましたので、参考にしていただけたら幸いです。

普段のお手入れについて

日常的にお使いになる際は、「風を通す」「やさしく整える」ことが基本です。週に一度程度、ブランケットを軽く振ってホコリを落とし、陰干しで風にあてると、湿気や臭いをリセットできます。また、表面にざらつきや毛羽立ちが出てきた場合は、柔らかめのブラシで毛並みに沿ってブラッシングすると、繊維の向きが整い、毛玉や型崩れを防げます。これだけの簡単なお手入れで、ウールブランケットのふんわりとした質感と美しさを長く保つことができます。

シーズンが始まる前に

ブランケットを使い始める前には、まず風通しの良い場所で軽く陰干しをしてから使うのがおすすめです。使用前に空気を通すことで、保管中にこもった湿気や臭いを取り除くことができます。汚れが気になる箇所がある場合は、ぬるま湯で薄めたウール専用洗剤を使い、部分的にやさしく手洗いしてください。その際、こすったりもみ洗いしたりすると毛玉や縮みの原因になるため、できるだけ優しく扱いましょう。

オフシーズンに入る前に

シーズンが終わったら、次に使うまで気持ちよく保てるよう、しっかり「仕舞い支度」をしましょう。まずは軽く陰干しをしてホコリや湿気を飛ばし、ブラッシングで表面を整えます。これにより、湿気・臭気・虫害のリスクを減らすことができます。その後、通気性のある布袋やコットン素材の収納袋に丁寧に畳んで入れ、直射日光の当たらない冷暗所で保管してください。衣類害虫対策として、シダーウッドやラベンダーなどの天然防虫剤を添えるのもおすすめです。湿気・虫・日光を避けることで、ウールの風合いを長く美しく保てます。

ラノリンと洗濯について

ウールには、羊毛が自然に分泌する油分「ラノリン」が含まれています。これにより汚れや湿気をはじき、臭いも吸収しにくい特性があります。そのため、頻繁に洗濯するよりも、必要なときにやさしくケアするほうが長持ちします。洗濯する場合は、ウール専用洗剤を使い、ぬるま湯(30℃以下)で手洗いしてください。洗ったあとは形を整えて平らな場所で陰干しをしてください。乾燥機の使用は縮みやフェルト化の原因になるため避けましょう。ご家庭での手入れが不安な場合は、クリーニング店にお願いするのもおすすめです。

最後に

シルケボーのブランケットは、自然の恵みを生かしたウールそのものの風合いが魅力です。日々のお手入れを少し意識するだけで、その柔らかさやぬくもりをいつまでも楽しむことができます。丁寧に使うことで、季節を重ねても変わらず寄り添ってくれる存在になりますので、ぜひ末長くご愛用ください。

Silkeborg Uldspinderi 商品一覧