ボルスパのアロマキャンドルを育てよう:手入れで長持ち、美しさを保つ方法

ボルスパのアロマキャンドルを育てよう:手入れで長持ち、美しさを保つ方法

”キャンドルを育てる”という言葉はご存知でしょうか?キャンドルは自然の火を使いロウを溶かすため、こちらの思うようには溶けてくれません。特にオーソドックスな円柱タイプのキャンドルなどはキャンドルの溶け方が様々で、手入れをしないと形が崩れたりします。キャンドルの手入れをしながら愛でるということが”キャンドルを育てる”ということなのです。キャンドルの手入れが不要なキャンドルウォーマーも流行っていますが“キャンドルを育てる”という楽しみ方も私は好きです。今回はボルスパのティンキャドルについて正しい使い方を解説します。もちろんその他のアロマキャンドルにも使えますので参考にしていただければ幸いです。



アロマキャンドルの正しい使い方①:燃焼時間は1時間以上、2時間未満

アロマキャンドルの正しい使い方①:燃焼時間は1時間以上、2時間未満

アロマキャンドルを長く楽しむためには、燃焼時間に注意が必要です。

短い時間の使用では、芯の周りだけが溶けてしまい、キャンドルがドーナツ状になってしまいます。ロウが溶けた部分を”プール”と呼ぶのですが、このプールが狭いままだとキャンドルがドーナツ状になり、アロマキャンドルを長く楽しむことができません。

長く楽しむためには、表面ができるだけ均等に溶けるよう1度に1時間〜2時間ほど使ってください。そうすることで、表面全体がゆっくりと溶けます。また、芯の周りのみにプールが出来てしまっても、ロウの様子をみながら次は1時間使おう、次は2時間使ってプールを広げよう。などと楽しみながらアロマキャンドルを育ててください。

ボルスパティンキャンドルのサイズなら使い続けることで火の位置が下がり、周りのロウも溶けるので、初めての方でも綺麗に使えると思います。

2時間以上連続で使うと容器が熱くなり、容器の劣化の原因にもなるので、2時間使うと一旦火を消してください。使用時間はボルスパティンキャンドルの場合ですので、その他のサイズなどは参考程度に考えてください。

アロマキャンドルの正しい使い方②:芯の長さは5mmをキープ

アロマキャンドルの正しい使い方②:芯の長さは5mmをキープ

アロマキャンドルの芯は常に5mmほどの長さをキープしてください。長すぎると火が大きくなりすぎ、ロウがすぐに溶けてしまいアロマキャンドルを長く楽しむことができません。また、芯が長すぎるとススが出る場合もあります。逆に芯が短すぎると、火が小さく綺麗にロウが溶けなかったり、香りが弱くなったりします。そのため5mmほどの長さをキープしていただくことをおすすめします。芯は普通のハサミでもカットできますが、カットした芯がロウに落ちない専用のトリマーを使うことで、キャンドルを綺麗にお楽しみいただくことができます。

アロマキャンドルを使っているとロウが溶けることで芯が傾きます。芯の傾きをそのまま放置すると熱が均等に行き渡らず、ロウが綺麗に溶けません。なので、ディッパーを使い芯を真っ直ぐにしてください。ディッパーには芯の傾きを調整する以外にも使用するのでアロマキャンドルを楽しむ際にはおすすめの道具です。

プールの様子を見ながら燃焼時間を調整するのもそうですが、芯をカットしたり、起こしたりする作業もアロマキャンドルを愛でる楽しい時間です。

アロマキャンドルの正しい使い方③:煙の出ない火の消し方

アロマキャンドルの正しい使い方③:煙の出ない火の消し方

アロマキャンドルを楽しんだ後の火は、誕生日ケーキのように吹き消さないでください。溶けたロウが飛び散る可能性があり危険です。何より吹き消されたアロマキャンドルの火からは煙がでます。せっかく豊かな香りで包まれた空間も煙臭くなっては台無しです。それにススが出ることもあるのでおすすめしません。

正しい火の消し方はディッパーを使い溶けたロウに芯を浸けて消す方法です。そうすることで嫌な煙もでません。爪楊枝などでも代用できますのでぜひこの消し方を採用してください。

アロマキャンドルの正しい使い方④:溶けたロウは捨てた方が良いの?

アロマキャンドルの正しい使い方④:溶けたロウは捨てた方が良いの?

「火を消した後は溶けたロウを捨てます」と、ネットなどでは見かけますが、ボルスパティンキャンドルの場合は特に捨てていただく必要はありません。アロマキャンドルは芯がロウを吸い上げることによってロウが気化し香ります。そのため、溶けたロウを捨てなくても香りの品質に大きな問題はありません。キャンドルウォーマーを利用する場合は、芯から気化するわけではないので、長く使用すると香りが弱くなります。そういった場合はキャンドルを捨てる必要があります。ボルスパの公式日本総代理店にも問い合わせましたが、そのまま使ってもアロマの香りもロウの品質にも特に影響はないそうです。

どうしても気になる場合は、火傷に気を付けながらティッシュなどに使用済みのロウを染み込ませ捨ててください。また、使用済みのロウをキッチンや洗面へ直接捨てることは絶対にしないでください。ロウが固まりパイプの不具合につながります。

アロマキャンドルの正しい使い方⑤:使い終わったら芯を整える

アロマキャンドルの正しい使い方④:アロマキャンドルの正しい使い方⑤:使い終わったら芯を整える 火を消した後はロウが固まるので、固まる前にディッパーで芯を真っ直ぐに起こし、トリマーで長さを調整してください。そうすることで次回アロマキャンドルを使う際もスムーズに使うことができます。また、芯の燃えかすやススがキャンドル表面に落ちた場合もディッパーで掃除をしてください後は火が消えたことを確認しフタをすれば大丈夫です。

アロマキャンドルの正しい使い方⑥:ティンキャンドルを使う際の注意点

アロマキャンドルの正しい使い方⑥:ティンキャンドルを使う際の注意点

ボルスパティンキャンドルはロウが減ると、缶自体が高温になるので、様子を見ながら耐熱プレートなどを使用してください。また、芯が残り1.5cmほどになったら安全のためアロマキャンドルの使用を終了してください。

今回のアロマキャンドルの使い方のご紹介は、ボルスパティンキャンドルに合わせた内容です。ですが、その他のキャンドルの場合でも基本的には同じですので、キャンドルのサイズなどに合わせて使用時間等を調整し、楽しいキャンドルライフをお楽しみください。

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